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バード・ボックスの感想(ネタバレ有)

Netflixオリジナル映画のバード・ボックスを観ました!
バード・ボックスチャレンジのニュースで名前だけ知っていたのですが、
そんなに怖くないという噂から観る気なかったんですが・・・
暇だしB級ホラー映画でもと思って観てみました。
サンドラ・ブロック主演だし他の出演者も豪華で全然B級ではなかった。笑
そして面白かった。
ネタバレ有りで感想書きます。


見てしまったら衝動的に自殺したくなるという謎の化け物(?)が世界中に蔓延る。
うっかり見てしまわないよう、窓は全部ふさいで、外出する際は目隠し必須。
主人公は妊娠中の女性画家。

映画は、主人公が幼い子供二人と目隠ししながら川を下る現代のシーンと
主人公が暮らす街に例の化け物がやってきたばかりの頃のシーン(5年前)とが交互に進行します。

二人の子供は誰なのか?過去編で一緒にいた人たちは?なぜ川を下っているのか?
などの謎が順々に判明していきます。

ただし化け物の正体は最後まで謎のままです。
ネットで調べてみると、一応化け物の映像作ったらしいんですが、
イマイチだったのでお蔵入りになったんだとか。笑
化け物の正体が不明でフラストレーション溜まりまくった人の怒りの感想を見かけましたが、
きっと正体映したら怒りが増幅したんじゃないでしょうか。

ホラー映画で正体不明の恐怖の正体を明かすべきかどうかって悩ましいですよね。
古い方のITのラストで蜘蛛型宇宙人を皆でフルボッコにするシーンはないほうがいい。
なぜピエロのままでいなかったのか。
エイリアンも人型になった途端にがっかり。
目に見える物は目に見えない恐怖を越えられないのか・・・
今回の映画はまさに目で見ることがテーマなので、見えないままでよかったなと思います。
正体を見たら死ぬどころか笑えちゃうと台無しですからね。。。
自殺する人たちに見える物は人によって違うようですが。

ラストは一応ハッピーエンドでよかった。子供たちも無事。
自給自足で生活できる盲学校(最強の施設)に辿り着くというラスト。
なぜ盲学校で自給自足?という謎はありますが・・・
そもそもこの映画の大半が主人公たち最強設定なので気にしない。
ラストで主人公の元担当医である産婦人科の先生が出てくるのですが、
最初のワンシーンしか登場していなかったので誰だかわかりませんでした。
主人公の名前をフルネームで呼び、主人公も「ラファム先生」と答える・・・
私てっきり、主人公はもともとこの盲学校に通ってたんだと早とちりしちゃいました。
もともと弱視で手術で回復したとかそういう設定かと。。。
だから生き残れたし、子供たちにも音の反響で距離を掴む英才教育ができたんだ、と。。。
まあ感想読んでもそんなこと言ってる人が一人もいないので、私の理解力がないだけ。。。
主人公が生き残れたのはやっぱりご都合展開だったのかー。残念。

女性が頑張る映画、子供が頑張りそして報われる映画が好きだし、
全体的に楽しめたのですが、字幕翻訳がちょっと気になりました。
特に急流に差し掛かるシーン。
誰かが目隠しを外して進路を決めなければ流れに飲み込まれて全滅するかもしれない。
でも目隠しを外す=死・・・
女の子は主人公の子ではないので、女の子を犠牲にすることを選ぶのか・・・?
結局、女の子の実の母親や自分たちを守るため死んだ恋人を思い出し、
全員目隠ししたまま強行突破することを選びます。
けっこうドキドキしたし、感動する大切なシーン。
そのときの主人公のセリフと字幕が↓なんですが、なんかよくわからん。
Nobody's looking. Okay, nobody's looking. Okay? Do your eyes. Let's do eyes.
⇒誰も見てない。いい?目で見るの。
「Nobody's looking.」は「誰も目隠しを外す役をやらない」という意味かと思うのですが、
字幕だと「今この瞬間誰も見ていない」というような意味に見える。
誰も見てない=女の子を犠牲にしても誰も私を責めないって自分に言い聞かせてるのかと思った。
「Do your eyes.」は調べたけどよくわからん。
目(の役割)をやる=目を使わず全身の感覚を使って乗り切ろう、的な・・・?
とにかく、この字幕からの次のシーン(全員目隠ししたまま頑張る)の展開がちょっと混乱したな~。
すごくいいシーンだからがっかり感。

とっても長くなってしまった。
ハラハラするけどそんなに怖くもグロくもないし、昼下がりにちょうどいい映画でした。