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Se7en(セブン)の感想(ネタバレ有)

セブンという映画を観ました。
ブラピとモーガン・フリーマンのやつ。
ブラピはやっぱりカワイイ。

ネタバレ厳禁映画なので閲覧注意です。


あらすじ
超超超治安悪い町で定年退職目前の老刑事とやる気溢れる若手刑事の2人が連続殺人犯を追う話。
連続殺人はキリスト教の「7つの大罪」になぞらえて行われていることに気が付き、
ついに真犯人を突き止めるのだが・・・・・・衝撃のラスト!!

みたいな。

舞台が超超超治安の悪い町なのもあって終始画面が暗いです。
そして殺され方が結構グロい。というか気持ち悪い。
若手刑事(ブラピ)は割と明るいキャラなんですが、それ以外全部暗い。
若手刑事の妻もなんか影がある。
ずーっと暗くて、気持ち悪くて、サスペンス且つ宗教絡みで難しくて、眠くなりました。笑

暗くてごちゃごちゃした場面がずっと続くせいで、
ラストのだだっ広い荒野のシーンが対照的で夢見心地というか。(ギリギリ寝てませんが笑)

ただ一番印象に残っているのはラストシーンではなく、中盤あたりの若手刑事の妻と老刑事がカフェで話しているシーンです。
若手刑事の妻は妊娠しているがそれを夫に打ち明けることもできず、治安の悪すぎるこの町で子供を産むべきか悩んでいます。
老刑事は元恋人を説得して堕胎させた自らの過去について語り、こう言います。
 今考えてみても、正直言って、あの決断は間違っていなかった
 だが一日として違う決断をしていればと思わない日はない
私自身そんなに重い決断をしたことはないですが、人生は決断の連続だなあと思うこの頃。
もしアメリカに来ていなければ・・・なんてときどき考えてみたりします。
違う選択をした場合のパラレルワールドがあれば見てみたいなあ。
選ばなかった未来のことなんてわからないのに、これが正しい選択だったと思えるのは何でなんでしょうか。

ところで衝撃のラストシーンについてはなんだかいまいち釈然としません。
犯人が残りの遺体を見せると言って若手刑事と老刑事を荒野に連れ出す
荒野に若手刑事の妻の生首らしきものが届く
老刑事が一人でそれを開けて確認する
犯人が若手刑事に対して「お前の妻を殺した」と挑発する
老刑事は若手刑事に対して「犯人を殺せば思うつぼだ、撃つな」と説得しようとする
若手刑事は箱の中身が本当に妻の生首なのか老刑事に問いかける
老刑事は答えない
若手刑事が犯人を撃ち殺し、「憤怒」と「嫉妬」の殺人が完成する

なんで老刑事は答えなかったんでしょう?
嘘でもいいから違うと言えば彼の殺人を止められたのでは?という気がして・・・
そもそも不思議なのが、妻の生首が画面に映らないこと。
それまでのグロい遺体は普通に映ってるのに、このシーンでは髪の毛っぽいものしか映らない。
ここに来てビビったのか?という変な違和感がありました。

ネット見てると老刑事が黒幕説もあるんですね。
箱に生首なんて入っていない(妻生存)説まである。
私も一瞬これかな?と思いましたが、作中でネタばらしもないし腑に落ちん。。。
箱の中身は妻ではなく愛犬の生首にする案もあったらしく、それが却下されてこうなったということは、やはりあの箱の中身は妻の生首なんでしょうね。
老刑事が答えなかったのは、もし嘘をついて若手刑事の殺人を止めても彼は救われないと思ったからでしょうか。
自分の仕事のせいで妊娠中の愛妻が殺されて復讐もできないんじゃ辛すぎるもんな~。

なんか重くて難しい映画でした。嫌いでもないけど好きでもない。笑