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ジョーカーの感想

映画ジョーカーを観ました。
夫はアメコミが大好きで日本にいた頃アメコミ映画はほとんど欠かさず観に行っていました。
特にダークナイトは好きらしく、ジョーカーも配信を心待ちにしていた様子。

それに対して私はアメコミ好きってわけじゃないしダークナイトもハマらなかった。
ヒーローの苦悩とかダークヒーローとか聞くとむずがゆくなる(ごめんなさい笑)
ということで感想らしい感想も書けませんが思ったことを思うままに書きます。


ジョーカー公開時ちょうどESLに通っていたので、クラスメイトのサウジアラビア人の男の子たちが話題にしていました。
国や文化を越えて共通のものに興味を持つのって面白いですよね。
アメリカ在住だからかもしれませんが…)
ちなみに私のクラスメイトのサウジの子たちは日本の漫画やアニメも好きでした。
名探偵コナンとか進撃の巨人とかドラゴンボールとか。。。
お互いに進撃の巨人の英語名を知らなくて、意思疎通に苦労しました。(結局ネットで画像検索した)
逆にサウジ生まれのものは何も知らないなあ。
イスラム教をアニメと同列に語るわけにはいかないし…
まだまだ知らない世界がいっぱいありますね。

話をジョーカーに戻すと、主演のホアキン・フェニックスの演技がすごかったです。
緊張すると笑いだす病気ということで、声をあげて笑っているのに目は笑ってない演技うますぎる。
昨今のマスク問題に関して欧米人は口元で表情を表すからマスクが嫌いだとかいう話を聞いたことがありますが、映画とか見てるとしっかり目で表現しますよね。
あのガリガリな体もすごい。過酷な減量したらしいですね。プロ過ぎる。

ストーリーについてはバットマンファンじゃないのであまり興味持てませんでした。
リング見たことないから貞子誕生秘話に興味ない、みたいな。笑
しかも夫が調べたところによると全部彼の妄想説まであるらしい…え、夢オチ…?
ますますどうでもよくなっちゃいますね。
息子のことを大富豪との間にできた子だと妄想する母親はベルセルクセルピコの母親みたいだなと思いました。
ガリガリにやつれて息子の介護がなければ生きていけないところも同じ。
いつか父親である大富豪が助けてくれると息子に言うのも同じ。
貧富の差が激しい場所で貧しくて病んだ人がああいう妄想をするのってよくあることなんでしょうね。
セルピコの件は事実という設定だったかも。忘れた)
芸能人とかでもたまにありますよね。会ったこともない芸能人の子を妊娠してる!みたいなファンの妄想。

街の人々の暴動を起こす様子は怖かったですね。
今まさにアメリカ各地で暴動が起きていたりするので。。。
ゴッサムシティはどうか架空の都市のままであってほしいものです。
街中が燃えているゴッサムシティの様子を見て思い出したのがペンギンズ。
ペンギンズはマダガスカルという映画のスピンオフアニメなんですが、それ大丈夫?ほんとに子供向け?と思うような差別的なシーンがところどころあります。
その中でもホーボーケンという場所はひどい描かれ方をしています。
ニュース番組で映ったホーボーケンはまさに暴動の起きたゴッサムシティのよう。
しかも現地リポーターが「これが日常」と言い放ちます。
ペンギンズの住む動物園の動物たちもホーボーケン動物園への引っ越しを何よりも恐れています。
そんなホーボーケン、ニュージャージー州の実在する都市らしいですね。
実際のホーボーケンは野球発祥の美しい街らしいです。
なぜペンギンズではああなのか…?よくわかりませんが、かつては治安が悪かったんでしょうか。
ちなみにペンギンズにハマってマダガスカルも観ましたが、こちらは子供向けの優等生映画で少々がっかりしました。
映画版のペンギンズもわざわざ遠くの劇場まで観に行きましたが毒が抜かれていてがっかりでした。

ジョーカー以外のことに関する内容のほうが多くなってしまった。
考えさせられることが多い映画は良い映画ということで。ありがとうジョーカー。